今、この瞬間に世界中で共有される膨大な情報。
その99%を光通信ケーブルが担っています。
その光通信ケーブルの敷設、撤去、故障修理、陸揚げ工事を担っているのが
当社の海底ケーブル敷設船「おりおん」です。
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KEの海底ケーブル敷設船「おりおん」、2013年9月竣工。
設計から工事、メンテナンスまで独自の一貫体制が整っています。
「おりおん」概要
建造年月 | 2013年9月 |
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船籍 | 日本(長崎) |
全長 | 54.95m |
幅 | 9.50m |
深さ | 4.00m |
喫水 | 3.40m |
総トン数 | 298トン |
航海速力 | 12ノット(計画値) 12ノット=時速22.224km |
航続距離 | 3700海里(計画値) |
機関及び発電機など
主機関 | 882kw(1200ps) |
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軸系 | 1軸(可変ピッチプロペラ) |
発電機関 | 530kw(720ps)×2 |
発電機 | 600KVA×2 |
船首尾スラスター | 115kw×2 |
ケーブル敷設機器 | ドラム式ケーブルエンジン(2.5m)×2 船尾シーブ(2.5m)×(平形×1)(V形×1) |
その他工事用機器 | クレーン×2 工事用測深機(マルチビームソナー500m×1) |
ケーブル搭載重量 | 200トン |
航海計器等 | DPS(ダイナミックポジショニングシステム) DGPS ECDIS(電子海図) 流向、流速計 |
通信設備 | 船舶電話 国際VHF無線電話 |
最大搭載人員 | 30名 |
作業艇「やまと」
資格及び航行区域 | 沿海区域 |
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総トン数 | 1.5トン |
長さ(登録)×幅×深さ | 7.33m×2.39m×0.82m |
最大搭載人員 | 12名 |
主機関 | 4LH-HTZAY |
定格出力 | 80.90KW (110.0PS) ×3,000/rpm |
「おりおん」主要設備
第1レーダー(X-Band Rader) | 1×FURUNO FAR-2117 |
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第2レーダー(X-Band Rader) | 1×FURUNO FAR-2137S |
国際船舶自動識別装置(AIS) | 1×FURUNO FA-150 |
GPS | 1×FURUNO GP-3500 |
音響測深機(Echo Sounder) | 1×FURUNO EF-700 |
マルチビームソナー | 1×FURUNO WMB80F |
(最大探査水深 10m~500m) | |
(送信ビーム幅 左右舷 120°/船首尾方向 3.5°) | |
オートパイロット(Autopilot) | 1×東京計器株式会社 PR-6000-E |
ジャイロコンパス(Gyrocompass) | 1×東京計器株式会社 TG-8000/8500 |
ダイナミックポジショニングシステム(DPS) | |
Type | 1×kongsberg(コングスバーグ)KPOS |
DGPS | 1×kongsberg(コングスバーグ)GPS112 |
- 船橋(ブリッジ)
- 機関室(エンジンルーム)
- ドラムケーブルエンジン
船名「おりおん」の由来
全天で一番明るく形の整った人気の星座「オリオン座」。
当社の希望の星として命名しました。オリオンは海の神ポセイドンの息子。たくましい狩人でした。しかし彼がふつうの狩人と違っていたのは父の血をひいて海でも陸と同じように自由に歩き回ることができることでした。
敷設工事
「おりおん」の船内にはケーブルタンクと呼ばれる海底ケーブルの保管場所があります。ケーブルタンクから搬出し制御装置(ドラムケーブルエンジン、DOHB等)を利用して、予定ルートに敷設します。沿岸部や漁場などケーブルの埋設が必要な場合では、ジェット式埋設機を曵航(牽引ワイヤーで引きながら航行)し、敷設と同時に海底面下に埋設していきます。ケーブルの陸揚げは、作業艇(やまと)を使用し、ケーブルの先端を牽引し陸揚げを行います。
コンサルティング・設計
海底ケーブルに関わるコンサルティング、設計、折衝を行っております。敷設を円滑に進めるためには、的確な設計が重要です。海底ケーブル事業に長年携わってきた企業ならではの、設計ノウハウの概要を紹介いたします。
撤去工事
運用を停止した海底ケーブルを撤去し、それに伴い、陸上部の付帯設備も撤去する工事です。